番外編 暗越奈良街道を歩いてきました！ 富雄丸山古墳

暗越奈良街道くらがりごえならかいどう(国道308号)を歩いてきました、第二回の番外編です！

番外編は本編に掲載しきれなかった写真を活用したサステナブルな撮影日記です。
今回は富雄が誇る日本最大の富雄丸山古墳と村井家住宅の道標を紹介します。

撮影日：2022年05月24日(火)

本編はこちら

暗越奈良街道を歩いてきました！ 南生駒駅～榁木峠～砂茶屋編

生駒市にある暗越奈良街道(国道308号)を歩いてきました！第二回は南生駒駅から榁木峠を経て砂茶屋を目指します。日本最大の円墳である富雄丸山古墳も見学してきました。

real-sorrow.com

2022/05/27

日本最大の円墳にコーフン

富雄丸山古墳

日本最大の円墳である富雄丸山古墳です。
4世紀後半ごろに作られた古墳で、史跡指定に向けて発掘調査が進められています。
三段築成の造り出し付き円墳で直径109メートルです。

明治時代の盗掘によって石製品や銅製品などの副葬品が出土しています。
現在は京都国立博物館の所蔵となっていて、重要文化財に指定されています。
伝出土品とされる三角縁神獣鏡3面は天理大学付属天理参考館の所蔵で常設展示されています。

墳頂部から粘土槨の埋葬施設が見つかっています。
被葬者は不明ですが、ヤマト王権と関係が深い有力豪族と考えられています。

反対側には富雄丸山2号墳と富雄丸山3号墳があります。
写真左奥が2号墳だと思いますが、3号墳はよくわからなかったです。

バス停がある南西方向から眺めた富雄丸山古墳です。
1972年(昭和47年)の測量では直径86メートルと報告されましたが、2017年(平成29年)の航空レーザ測量で直径110メートル前後と判明して日本最大になりました。
ちなみにそれまでの日本最大は埼玉県の丸墓山古墳まるはかやまこふんで直径105メートルです。

説明板は南西角に設置されています。
文章や画像は奈良市のこちらのページで見ることができます。
駐車場はありませんがすぐ近くに道の駅がオープン予定(2023年度)です。

村井家住宅の道標

奈良市指定文化財の追分本陣村井家住宅には道標2基が附指定されています。
一つは写真の左端に、もう一つも写真に写っているのですがわかるでしょうか？

表門前に建っている天保7年(1836年)の道標です。
北東面に「右 大坂道」、北西面に「左 こほり山道」と刻まれています。

向かいに建っている安永2年(1773年)の道標です。
西面に「右 こ本(ほ)りやま 左 なら者(は)せいせ 道」と刻まれています。
こちらはお地蔵さん付きでちょっとお得感がありますねｗ

今日のお地蔵さん

榁木峠むろのきとうげのお地蔵さんです。

砂茶屋すなぢゃや交差点西四つ辻の間男地蔵です。

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