撮影日記 登山・ハイキング

暗越奈良街道を歩いてきました! 砂茶屋~尼ヶ辻駅編

暗越奈良街道/垂仁天皇陵(南西)

奈良市にある暗越奈良街道くらがりごえならかいどう(国道308号)を歩いてきました!

奈良時代から難波と平城京を結んでいた暗越奈良街道を歩くシリーズです。
第三回は奈良市の砂茶屋すなぢゃやから西ノ京丘陵を越えて尼ヶ辻駅あまがつじえきを目指します。
今回のルートは交通量が多いのでくれぐれも事故には注意してください!

撮影日:2022年10月19日(水)
暗越奈良街道マップ(3)
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城の跡にて

富雄村

暗越奈良街道/砂茶屋交差点西四つ辻

下鳥見橋東側の砂茶屋交差点西四つ辻すなぢゃやこうさてんにしよつつじからスタートです。
富雄駅から徒歩だと約40分、バスなら砂茶屋バス停で降車してすぐです。
今回のルートは歩く・ならの「伊勢本街道・暗峠越えハイキング」、てくてくまっぷの「【伊勢参宮本街道-3】赤膚山から三条通りコース」を参考にしています。

暗越奈良街道/折れた道標

四つ辻の西角に建つ安永2年(1773年)の道標です。
折れて倒れている上部に「右 中かいと 左 大坂 道」と刻まれています。
詳細は道標調査人のこいわいさんがブログに書かれています。

暗越奈良街道/富雄村道路元標

こちらは東角に建つ富雄村道路元標とみおむらどうろげんぴょうです。
電柱が邪魔ですが「富雄村」と刻まれているのが見えます。
ちなみに富雄村は1889年(明治22年)に成立、1953年(昭和28年)に富雄町とみおちょうに昇格、1955年(昭和30年)に奈良市に編入されて廃止となりました。

暗越奈良街道/赤膚焼窯元

二つ目の交差点を渡ってしばらく進むと右手に赤膚焼窯元あかはだやきかまもとがあります。
赤膚焼は五条山の鉄分を多く含んだ土を焼くため地肌が赤みを帯びることが特徴です。
こちらの大塩昭山おおしおしょうざん大塩玉泉おおしおぎょくせん、赤膚町の古瀬堯三ふるせぎょうぞう大塩正人おおしおまさんど、大和郡山市の尾西楽斎おにしらくさい小川二楽おがわにらくの六つの赤膚焼窯元が奈良県の伝統的工芸品に指定されています。

暗越奈良街道/中町東阪バス停前

中町東阪バス停を過ぎると西ノ京丘陵を越える上り坂です。
安康天皇陵への寄り道を除くと今回のルートで唯一のアップダウンです。
ここから峠を越えた向こう側まで歩道がなく交通量が多い要注意ポイントです。

暗越奈良街道/安康天皇陵分岐

坂を下り終わると左手に瓢箪池眞池しんいけがあります。
暗越奈良街道は直進ですが、安康天皇陵に参拝したいので左に進みます。

暗越奈良街道/飛び出し坊や

「飛び出し坊や」ならぬ「渡り切り坊や」。
この先の信号機のある交差点から宝来三丁目バス停のあいだも要注意ポイントです。
てくてくまっぷのように一本南の道を通るか、北に迂回するのもいいと思います。

安康天皇陵

暗越奈良街道/安康天皇陵参道

小学校前を左に折れて緩やかな坂を上ると安康天皇陵の参道入り口が見えてきます。

暗越奈良街道/安康天皇陵拝所

安康天皇陵あんこうてんのうりょうです。
宮内庁により第20代安康天皇の菅原伏見西陵すがわらのふしみのにしのみささぎに治定されています。
遺跡名は古城1号墳ですが、古墳ではなく中世の宝来城跡の可能性が高いそうです。

暗越奈良街道/安康天皇陵周濠

陵形は方丘で、周囲に水をたたえた周濠が巡っています。
御陵を囲むように遊歩道がありますが、東側の鉄扉は施錠されていました。

暗越奈良街道/蓬莱神社

安康天皇陵のすぐ東に鎮座する蓬莱神社ほうらいじんじゃです。

暗越奈良街道/蓬莱神社本殿

祭神はスサノオクシナダヒメです。
由緒板からの引用です。

古来、菅原伏見西陵(安康天皇陵)の近く現在地に、蓬莱神社があり、又菅原伏見東陵(垂仁天皇陵)の陪塚である兵庫山に、兵庫山神社が祭られており、ともに御陵の守護神として祭られていたが、明治四十年に、この二社は合祀され、現在の蓬莱神社となった。
暗越奈良街道/蓬莱神社本殿の扁額

本殿の扁額や軒丸瓦には「五瓜に唐花ごかにからはな」が施されています。
ユーモアをたたえた表情をした「笑う狛犬」がいる神社として知られているそうです。

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菓子の神様

兵庫山古墳

暗越奈良街道/歯痛地蔵

宝来三丁目バス停の少し先、街道に面して鎮座する歯痛地蔵です。
路傍に立派なお地蔵さんが祀られていると街道っぽくていいですねw

暗越奈良街道/垂仁天皇陵飛地い号

垂仁天皇陵飛地い号、遺跡名は兵庫山古墳ひょうごやまこふんです。
垂仁天皇陵の7基の陪塚の一つで、宝来東口バス停のすぐ後ろにあります。

暗越奈良街道/垂仁天皇陵(北)

スーパー前の丁字路を曲がると垂仁天皇陵の北側に出ます。
垂仁天皇陵の拝所は左へ、右に行くと皇大神社や垂仁天皇陵飛地ろ号があります。

暗越奈良街道/皇大神社

垂仁天皇陵のすぐ西に鎮座する皇大神社こうたいじんじゃです。
神社に隣接する森が垂仁天皇陵飛地ろ号のようです。

暗越奈良街道/皇大神社本殿

祭神はオオヒルメムチアメノコヤネイワナガヒメです。
本殿左右にくっつくように末社の厳島神社と住吉神社が並んでいます。

暗越奈良街道/垂仁天皇陵(南西)

神社近くの農道から眺める垂仁天皇陵です。
寝そべっているスヌーピーみたいでかわいいですw

垂仁天皇陵

暗越奈良街道/垂仁天皇陵の遊歩道

垂仁天皇陵の東側にやってきました。
北から東にかけては周濠に沿って遊歩道があります。
外堤は草刈り前でススキやセイタカアワダチソウがボーボーでした。

暗越奈良街道/垂仁天皇陵(南東)

垂仁天皇陵は4世紀後半ごろに造られた古墳です。
三段築成の前方後円墳で、周囲に湖のように大きな周濠が巡っています。
墳丘長は227メートルもあり、全国で第20位の大きさです。

暗越奈良街道/垂仁天皇陵参道

垂仁天皇陵の参道入り口は南東側にあります。

暗越奈良街道/垂仁天皇陵拝所

垂仁天皇陵すいにんてんのうりょう、遺跡名は宝来山古墳ほうらいやまこふんです。
宮内庁により第11代垂仁天皇の菅原伏見東陵すがわらのふしみのひがしのみささぎに治定されています。
寄り添うように浮かぶ小島は湟内陪冢こうないばいちょうで、田道間守たじまもりの墓と伝わります。

暗越奈良街道/垂仁天皇陵(ロング)

周辺には田んぼが広がり、生駒山や若草山を眺望できます。
生駒山、若草山を眺望できる垂仁天皇陵」として奈良県景観資産に登録されています。

暗越奈良街道/尼ヶ辻駅

近鉄橿原線の尼ヶ辻駅あまがつじえきでゴールです。
西出口横に菅原天満宮や喜光寺を示す大きな道標が建っています。

あとがき

暗越奈良街道の終点については諸説ありますが、今回のシリーズはここで終了です。
枚岡駅から尼ヶ辻駅までは16キロほどなので健脚な人なら通しで歩けそうですねw

街道歩きのガイドブックに
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アクセス情報

安康天皇陵(あんこうてんのうりょう)

陵墓名 菅原伏見西陵 (すがわらのふしみのにしのみささぎ)
遺跡名 古城1号墳 (こじょういちごうふん)
サイト https://www.kunaicho.go.jp/visit/ryobo/020.html(宮内庁)
所在地 奈良県奈良市宝来
電話 0744-22-3338 (宮内庁畝傍陵墓監区事務所)
入場料 無料
開場時間 24時間
休場日 なし
駐車場 なし
トイレ なし
文化財
最寄駅 近鉄橿原線「尼ヶ辻」駅より徒歩21分(1.4km)
バスは尼ヶ辻駅より「宝来」で降車して徒歩8分
蓬莱神社(ほうらいじんじゃ)

サイト
所在地 奈良県奈良市宝来4-21-13
電話 0742-45-3576 (菅原天満宮)
宗派
社格
旧社格 村社
主祭神 須佐之男命 (すさのおのみこと)
櫛稲田姫命 (くしいなだひめのみこと)
配祀神
創建
拝観料 境内無料
拝観時間 境内自由
駐車場 なし
トイレ あり
文化財
霊場巡礼
最寄駅 近鉄橿原線「尼ヶ辻」駅より徒歩18分(1.2km)
バスは尼ヶ辻駅より「宝来」で降車して徒歩6分
垂仁天皇陵(すいにんてんのうりょう)

陵墓名 菅原伏見東陵 (すがわらのふしみのひがしのみささぎ)
遺跡名 宝来山古墳 (ほうらいやまこふん)
サイト https://www.kunaicho.go.jp/visit/ryobo/011.html(宮内庁)
所在地 奈良県奈良市尼辻西町
電話 0744-22-3338 (宮内庁畝傍陵墓監区事務所)
入場料 無料
開場時間 24時間
休場日 なし
駐車場 なし
トイレ なし
文化財 奈良県景観資産 生駒山、若草山を眺望できる垂仁天皇陵
最寄駅 近鉄橿原線「尼ヶ辻」駅より徒歩6分(450m)
皇大神社(こうたいじんじゃ)

サイト
所在地 奈良県奈良市平松1-1
電話 0742-45-3576 (菅原天満宮)
宗派
社格
旧社格 村社
主祭神 大日孁貴尊 (おおひるめむちのみこと)
天児屋根命 (あめのこやねのみこと)
盤長媛命 (いわながひめのみこと)
配祀神
創建
拝観料 境内無料
拝観時間 境内自由
駐車場 なし
トイレ なし
文化財
霊場巡礼
最寄駅 近鉄橿原線「尼ヶ辻」駅より徒歩9分(600m)
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