撮影日記施設・公園

キトラ古墳を楽しく学べるキトラ古墳壁画体験館四神の館に行ってきました!

四神の館/キトラ古墳石室模型_tmb

明日香村にあるキトラ古墳壁画体験館四神の館きとらこふんへきがたいけんかんしじんのやかたに行ってきました!

四神の館はキトラ古墳と壁画について楽しく学ぶことができる体験館です。
平城宮跡歴史公園の平城宮いざない館と同じく国土交通省の展示施設です。

撮影日:2020年09月15日(火)

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四神が揃う唯一の館

地階展示室

四神の館/四神の広場

四神の館は飛鳥歴史公園のキトラ古墳周辺地区にあります。
左の建物が展示室のある本館で、正面は休憩所や売店のある別館です。
芝生が広がる四神の広場ではお弁当を食べることもできます。

四神の館/地階入り口

本館へは駐車場から別館前を通って地下通路から入館できます。
入館料は無料で、駐車場も無料で利用できますが収容台数は18台とやや少なめです。
収容台数が38台の第二駐車場もありますが徒歩10分ほど離れています。

四神の館/地階展示室

立派なエントランスを抜けると地階展示室です。
国土交通省が管理する地階展示室は写真撮影オッケーです。
展示は「キトラ古墳の概要」「キトラ古墳壁画」「キトラ古墳調査・研究のあゆみ」「渡来文化と古代飛鳥」のコーナーにわかれています。

キトラ古墳の概要

四神の館/キトラ古墳石室模型

原寸大で再現されたキトラ古墳石室模型です。
石室内部の大きさは奥行2.40メートル、幅1.04メートル、高さ1.24メートルです。
壁画も描かれていますが暗くてよく見えません。

四神の館/キトラ古墳の断面

キトラ古墳を南北方向に切断した断面の模型(縮尺1/20)です。
上段とテラス状の下段からなる二段築成の円墳で、見た目は空飛ぶ円盤みたいです。

四神の館/四神思想の解説パネル

四神とは四方を司る霊獣で東は青龍せいりゅう、南は朱雀すざく、西は白虎びゃっこ、北は玄武げんぶです。
僕と同世代の男性なら「四聖獣」で覚えている人も多いと思いますw
本来なら四神の記念スタンプが設置されていますが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため使用中止になっていました。

キトラ古墳壁画

四神の館/キトラ古墳壁画

キトラ古墳は高松塚古墳についで国内2例目の壁画古墳です。
床面以外の各壁面に四神、十二支像、天文図、日月像が描かれています。

四神の館/壁画の解説パネル

青龍は天井石の隙間から流れ込んだ泥土で大部分が隠れてしまっています。
朱雀は左羽根の先端が盗掘によって欠けていますが、高松塚古墳の朱雀は盗掘によって失われているので、ほぼ完全な姿で残る朱雀はとても貴重だそうです。

四神の館/天文図

天井に描かれた精密な天文図は東アジア最古の現存例とされています。
四方に設置されたマルチディスプレイでは大迫力の高精細映像で壁画を観賞できます。

キトラ古墳調査・研究のあゆみ

四神の館/調査・研究のあゆみ

壁画の発見から保存までを紹介する「キトラ古墳調査・研究のあゆみ」のコーナーです。

四神の館/取り外し・修理の道具

壁画の取り外しや修理に使われた道具も展示されています。
ボタンを押すと作業時の映像が流れるようですが使用中止になっていました。

渡来文化と古代飛鳥

四神の館/渡来文化と古代飛鳥

飛鳥に移住してきた渡来人を紹介する「渡来文化と古代飛鳥」のコーナーです。
『日本書紀』の雄略2年(458年)10月条に記される身狭村主青むさのすぐりあお檜隈民使博徳ひのくまのたみのつかいはかとこは、飛鳥に最初に足を踏み入れた渡来人だとされています。
キトラ古墳壁画を描いたとされる黄文本実きぶみのほんじつは渡来した画師集団の一員だったそうです。

四神の館/ジオラマ(アップ)

古代飛鳥の渡来人の暮らしを再現したジオラマです。
土器づくりや鉄器づくり、稲刈りや木の実採りを行う人々が細かく作り込まれています。

四神の館/シアター

展示室隣のシアターでは飛鳥とキトラ古墳をテーマにした映像を視聴できます。
映像は「飛鳥の歴史的風土の保全」「発見!キトラ古墳壁画」「渡来人がもたらした飛鳥文化」の3種類で、所要時間はそれぞれ10分程度ですが20分ごとに上映されます。

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UFOのような形の古墳

キトラ古墳壁画保存管理施設

四神の館/1階エントランス

1階に上がるとキトラ古墳壁画保存管理施設があります。
壁画や出土品を保存管理・展示する文化庁の施設で、展示室内は撮影禁止です。
壁画は期間限定での公開ですが、普段は眠っている姿や出土品のレプリカを見学できます。
キトラ古墳壁画は国宝に、キトラ古墳出土品は重要文化財に指定されています。

四神の館/キトラ古墳案内マップ

四神の館からキトラ古墳までは徒歩3分です。
来館者が古墳も見学してくれるように工夫されているので訪れてあげてほしいですw
反対側の展望台からは高松塚古墳や畝傍山を望めますがキトラ古墳は見えません。

四神の館/建物

建物の設計は長野市立博物館などを手がけた宮本忠長みやもとただなが建築設計事務所です。
1階玄関は出口専用で、建物正面に地下通路につながる階段があります。

キトラ古墳

四神の館/キトラ古墳(ロング)

キトラ古墳は四神の館からゆるやかな坂を上ったところにあります。
手前に四神と天文図、十二支像のうちの寅と午の7種類の乾拓板かんたくばんが設置されています。
朱雀と白虎はA3用紙、青龍と玄武はA4用紙がぴったりで、天文図は大きすぎて無理です。
別館の売店でクーピーとA3用紙1枚またはA4用紙2枚が200円で販売されています。

四神の館/キトラ古墳

築造当初の姿に復元されたキトラ古墳です。
7世紀末から8世紀初めごろに造られた古墳で、特別史跡に指定されています。
二段築成の円墳で上段直径9.4メートル、下段直径13.8メートル、高さ3.3メートルです。

四神の館/キトラ古墳(正面)

キトラ古墳は1983年(昭和58年)に玄武の壁画が発見されたことで注目を集めました。
被葬者の候補には天武天皇の皇子である高市皇子たけちのみこ、文武朝で右大臣を務めた阿部御主人あべのみうし、百済最後の王の義慈王ぎじおうの孫である百済王昌成くだらのこにきししょうじょうなどが挙げられています。

四神の館/キトラ古墳地形復元模型

キトラ古墳地形復元模型(縮尺1/50)です。
実物よりももっこりしていてあまり似ていないですねw
高さを1.5倍にして地形の起伏を強調しているためですが微妙だと思います。

四神の館/キトラ古墳(横)

キトラという名前は周囲の字名である北浦(きたうら)が訛ったものといわれています。
盗掘孔から亀と虎の壁画が見えたことから亀虎と呼ばれていたという説、阿部山集落の北西方向にあることから北の亀と西の虎で亀虎と呼ばれていたという説もあるそうです。
壁画発見当初は「亀虎古墳」と表記されましたが、現在は「キトラ古墳」に統一されています。

四神の館/古墳鑑賞広場

古墳の南側には古墳鑑賞広場が整備されています。
ベンチがたくさん設置されていて、古墳全体をゆっくり鑑賞できます。

あとがき

パネルや映像を使った解説が中心で出土品などの展示はありませんが、壁画を大きな画面で細かい部分まで鑑賞できるのはとても魅力的だと思います。
ほかではあまり触れられない渡来人についての展示も興味深かったです。

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アクセス情報

■ キトラ古墳壁画体験館四神の館 (きとらこふんへきがたいけんかんしじんのやかた)

サイト https://www.asuka-park.jp/area/kitora/midokoro/ (飛鳥歴史公園)
https://www.nabunken.go.jp/shijin/ (奈良文化財研究所)
所在地 奈良県高市郡明日香村阿部山67
電話 0744-54-5105
入館料 無料
開館時間 9:30~17:00
※12月から2月は9:30~16:30
休館日 年末年始 (12月29日から1月3日まで)

キトラ古墳壁画保存管理施設: 水曜日 (祝日の場合は翌平日)
駐車場 無料駐車場あり 18台 09:00~17:00
トイレ あり
文化財 ▽国宝 キトラ古墳壁画
▽重要文化財 奈良県キトラ古墳出土品
最寄駅 近鉄吉野線「壺阪山」駅より徒歩15分(1.1km)
バスは飛鳥駅より「キトラ」で降車してすぐ
2022年12月1日より飛鳥キトラ線が廃止されました!

■ キトラ古墳 (きとらこふん)

サイト https://www.asuka-park.jp/area/kitora/tumulus/ (飛鳥歴史公園)
https://www.nabunken.go.jp/shijin/about/ (奈良文化財研究所)
所在地 奈良県高市郡明日香村阿部山ウエヤマ136-1
電話 0744-54-5105 (キトラ古墳壁画体験館四神の館)
入場料 無料
開場時間 24時間
休場日 なし
駐車場 無料駐車場あり 18台 09:00~17:00
トイレ あり
文化財 特別史跡 キトラ古墳
最寄駅 近鉄吉野線「壺阪山」駅より徒歩15分(1.1km)
バスは飛鳥駅より「キトラ」で降車してすぐ
2022年12月1日より飛鳥キトラ線が廃止されました!

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